ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2022.8.3 13:03

中国のゼロコロナ政策は安心してバカにしてるようですが

昼食をとりながら、今日はじめてテレビをつけたら、
テレ朝「ワイドスクランブル」で、
中国のゼロコロナ政策がいかにヤバいかという話をしていた。

経済低迷傾向を、ゼロコロナ政策がさらに加速させてしまい、
中国はいまやバブル崩壊後の就職氷河期。
若者は難関大学を出ても就職先が見つからず、
給料の高いIT企業よりも、安定を求めて公務員志向に。
(若者の保守的安定志向は日本もすごく顕著だけど)

不満を募らせた若者たちの間では、
全住民にPCR検査を強要し、陽性なら問答無用で隔離する
白い防護服の治安維持員たちのことを、
かつての紅衛兵になぞらえて
「白衛兵」と呼んだり、
ゼロコロナ政策で人々を苦しめる習近平を「1対14億」となじる
新語が生まれたりしているらしい。

富裕層は、いい加減イヤになって国外移住を希望していて、
政府がビザを許可しないなどの妨害で食い止めているそうだ。

この部分だけ見たら、めっちゃ普通の感覚でコロナ政策批判
しているなあと思えたんだけど、
日本の今の風潮についてはどんな話をしてたんかいなー?
同じテレ朝の、朝の番組といったら、

 
「酷暑日だけどマスクしろ!」
「もっとPCRをしろ!」
「行動制限をしろ!」
「5類に下げるなんてとんでもない!」
「今日の感染者は〇〇〇人突破で過去最多!」
「若者が感染を広げている!」
「飲食店の二酸化炭素濃度をネットで監視しよう!」
「若者も子どもも高齢者のためにワクチンを打て!」
 
異様なんだけど。
日本人は中国のことは安心してバカにするけれど、
ほとんどの国はもうコロナ陽性者数なんか計測もしていなくて、
日本のやってることは異様としか思われてないよ。

 

 

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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